東京都大田区の新蒲田二丁目児童公園に誕生した「いきちか花壇」。この花壇をみんなで使いながら,気軽に自由に,そして自発的に地域や人とつながれる仕組みづくりを行っています。
2020年12月にたくさんの苗をご寄贈をいただき,ガーデンデザイナー監修のもと,地域の人(子どもいっぱい)と一緒に苗を植えました。
さて,いきちか花壇に植えられている草花たちは,ご覧のとおり,わりと,ぐちゃぐちゃ植えです。かっこいい言い方をすると,「ナチュラルガーデンテイスト」です。
一般的な公園花壇でよく見られるのは,花が種類ごと,色ごとにまとまって,等間隔できっちり並んでいるような,あれですよね,あれ。こちらの画像↓は,今,Googleで「公園花壇」で画像検索した結果ですが,そう,こういうの。わあ,きれい。
区役所の方がイメージする花壇も上記のような整然としたスタイルだったのか,12月の苗植え直後の花壇を見て,区役所の人に驚かれてしまいました。「余り物の寄せ集めですか? 区からお金を出せないので言いづらいのですが,できれば買った苗で植えていただきたいのですが……」と。
決して余り物などではないことと,子どもに自由に植えてもらったことを伝えると,役所の方も一応,おそらく,ご理解を示してくださったようには思います。
しかし,伝わりやすさ優先で役所には子どもを理由に説明してしまいましたが,そもそも大人が植える場合でも,整然と整える必要はないと思っています。
もちろん,ご寄贈で集めた草花なので,ゼロから花壇をデザインするみたいには整えられないという理由もあります。それでも,やはりそもそも整える必要はないと思っています。
管理し尽くした整然とした花壇ももちろんとても美しいですが,管理しすぎない,偶発的な出会いが生み出す美しさもあると言いますか。
- 自然美
- 力強さ
- 自生植物との共生
- 偶発的な発展
- 多様性の受容
- 肩の力を抜いて
- アクセシビリティ(近づきやすさ)
- サステナビリティ(持続可能性)
私たちが大切にしたいこと,やっていきたいことは,このような道です。いきちか花壇プロジェクトはこのような思いで行っています。
この花壇で一緒に活動できる方,意見交換できる方,応援いただける方,ぜひご連絡ください。^^
2月26日追記:
監督いただいているガーデンデザイナーさんのお言葉を引用します。このナチュラルガーデンが,世界のトレンドらしいです!コンセプトも間違っていないそうです!v(^o^)v
大きなトレンドは,整然としたフレンチガーデニングから,よりナチュラルに,自然を取り込んだイングリッシュガーデンへと移り変わってきてます。
宿根草を主体に,ローインプットでハイインパクトなものを目指す,というコンセプトも時代に合っており,間違ってないです
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