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(活動報告)6月10日の東矢口三丁目公園花壇大改良作業

イベント

6月10日(日)9:30-11:30に,予定どおり,大田区立東矢口三丁目公園の大改良作業を行いました。お天気もよい感じの薄曇りで無事開催できたこと,そして,大きなトラブルもケガもなく,たくさんの方とワイワイ作業できたことが本当にうれしく,ご関係皆さまに心よりお礼申し上げます。

準備はみっちり1年間

準備は1年前から始まっていました。

新蒲田二丁目児童公園で始めた花壇活動でしたが花壇が手狭になり,2022年3月に,近くの東矢口三丁目公園でも始めようと決心しました。5月に無事花壇は完成しましたが,「PWみんなのアンバサダー」という企画で多年草の花苗を大量にゲットしようという目論みが破れ(落選),その時点で,翌年度の「東急みど*リンクアクション」で予算獲得計画にシフトしました。支援金額が大きいので,みんなの理想を詰め込んだ企画を立てよう!と奮い立ち,約1年,チャットメンバーで話し合いながら,企画を作り上げてきました。

仕事ではない「ゆるい自主活動」なので,話し合いもなかなかうまく進みませんでしたが,それでも花壇や地域への夢は皆それぞれにお持ちです。出てきた意見や公園の実情を踏まえ,まったくの空白状態からそれなりの企画を形作ることができました。そして2023年3月に無事,東急みど*リンクアクションでの支援が決定しました。

春の花が落ち着くタイミングで地域の人を巻き込んでの大改良作業をしたかったので,新年度の4月から大急ぎで,メイン作業日の決定,チラシ作成,参加の呼びかけ,購入する資材や花苗の最終決定と購入を行いました。届いた花苗のお世話もです。怒濤の日々でした。チラシ作成やチラシ配布にご協力くださった方々,資材検討にご意見くださった方々,ありがとうございました。(そして自宅が事務所なので自宅の一室とベランダがつぶれ,家族には迷惑をかけましたが,協力に感謝です)

この花壇プロジェクトはその時々で関われる人が変わるので,今回,企画立案時の中心メンバーと資材購入時の中心メンバーが異なりました。そのため,以前に決定していたものも,実行直前にまた見直しを求める声が上がったりしました。事でなく人が中心のプロジェクトなので,これも仕方ない(必要な/価値のある)プロセスと思いますが,それでも今回はさまざまな負担のうえに時間コストの負担も予想以上に大きかったので,今後も続けていくためにはよい方法を見つけなければと思っています。

公園花壇をこう変えたい!

1年間,東矢口三丁目公園を使ってみて,たくさんの不便さや困ったことがありました。区も協力くださり,散水栓の新規追加工事と,サビ柵のペンキ塗り替えは,区が行ってくださいました。それ以外のことを,東急みど*リンクアクションの支援を受けて,私たちボランティアが行う企画です。

YouTube動画では,以下の5つを,この公園花壇の主な問題として紹介しました。

  1. 枯れツタ放置問題
  2. 大人のポイ捨て問題
  3. 土がかたい問題
  4. 根張りと花付きがイマイチ問題
  5. 花が踏まれちゃう問題

この動画は時間のない中で作ってしまいましたが,あらためて,問題の紹介でなく「東矢口三丁目公園を,こう変えたい!」という形で紹介し直したのが,次の内容です。こちらを6月10日の作業当日にもお伝えしました。

花壇レイアウト&予定作業案

東矢口三丁目公園は広く,花壇も4箇所あって離れています。当日も何人が来てくれるか分からない状態で,どのような流れで進行すべきかは悩ましかったですが,まずは正面花壇を全員で取り組み,正面花壇の土壌改良まで行ったところで,他の花壇にも人を分散することにしました。花壇のレイアウトもじっくり検討する余裕はありませんでしたが,見た目が大事な正面花壇とみち花壇だけは,えいっと決めました。(図はチャットメンバーさん作。多謝です。)

当日の参加者

予約制でないので何人集まるかドキドキでしたが,結果的には,記録があるかぎり,作業参加38名,見学6名でした。たくさんのご参加を本当にありがとうございました。(これよりもまだ5名ほどいらしたかもしれません)

年代はティーンエイジから20代までが空白地帯でしたが,それ以外は,赤ちゃん,幼児,児童,子育て世代,シニアと多様な世代が集まりました。そして,この日は,明るい人,パワフルな人も多く,普段とは違う活気が溢れていました。とても素敵な雰囲気でした。👍

またこの日,土曜にもかかわらず,矢東小の先生方が4名,わざわざ足を運び見学にお越しくださいました。そして翌日の全校朝会でも話題に取り上げてくださったようで・・・本当にありがたいです。

花壇プロジェクトはコロナ禍の混乱真っ只中に,1個の花壇から,小さく小さく始めました。地域活動をしようと思って始めたわけでもありませんし,地域の団体や組織とのつながりもありませんでした。今はこうして,区や,学校や,他団体さんや,議員さん,地域の方々に少しずつ認知いただけるようになりましたが,もちろん「飛躍的な何か」などなく,一歩一歩暗中模索で歩んできた結果だと思っていますので,感慨深いです。

当日の作業等の様子

この日は,東急(株)からの支援認定証授与式から始まりました。東急さんからの挨拶では,書類や見積りなどのいきちかの事務能力と,ウェブ発信のユニークさをお褒めいただきました。授与式と活動取材のためにお越しいただいた東急の担当さんでしたが,この後,ガッツリと作業にも加わっていただきました。(多謝)

名前シールの色で撮影可否の識別を行ったこと,受付をスマホでQRコードを読み取ってもらう方法で行ったことも,東急さんや参加者の一部の方々に,おもしろいと関心をもっていただけました。

作業開始後は,まず,「正面花壇」に植わっている草花を一度全部掘り上げて・・・

更地にした花壇に,枕木風のステップと,区画整理用のエッジング材を設置して・・・

花を植えるところを中心に,数種類の有機の土壌改良材と肥料を入れて・・・

ステップの隙間には複数種のカラーローバーを,花壇の中の新ミニ花壇の中には,新しく買った花や,先に掘り上げた花を植えました。

「みち花壇」と「西花壇」も,同じように,植わっている花の掘り上げや,土壌改良,新しい花や掘り上げた花の植え付けを行いました。

問題の枯れツタ取りも行いました。区が手を付けず,何十年も放置されていた枯れツタです。危険作業なのでこの日は希望者のみ軽くさわっていただいて,ボランティア保険加入後にまた作業いただく算段でしたが・・・,皆さまの善意で,この日のうちに大量のツタが取れました!!!

「せんろ花壇」では,雑草刈りと,落ち葉堆肥場作りを行いました。

参加された方は実感されたと思いますが,この活動は現場での個人裁量が大きいです。どうぞここで「自主的に考えて行動する」を楽しんでください。

子どもたちも参加を重ねるほどに自主性が増しています。成長がまぶしいです。家では甘えてやる気を出せない子も,こういう外での体験が確かな自信となっていくことがありますので,ぜひこのような場を活用してください。

東急による活動レポート

この日は東急による取材もあり,このときの内容がすでに活動レポートとして公開されています。ぜひご覧ください。

活動レポート 2023年06月10日
2023年度『みど*リンク』アクション認定証授与式【いきちかクラブ (いきちか学童クラブ運営会)】

https://mido-link.com/archives/8882

花壇改良はまだ続きます

6月10日のこの2時間の作業で花壇がぐぐっと見違えましたし,この会をきっかけとした新しい有意義な出会いも複数あり,本当に開催してよかったと思える結果となりました。

さて,この6月10日を大改良のメイン作業日としましたが,改良作業はこれからも細々と続きます。

今回購入できた花は,4~5月に販売しているものだけです。花は販売期があるので,別シーズンにまた新しい花を買います。正面花壇のステップの隙間のグランドカバー(カラークローバーなど)も思ったより少なかったので,足していきたいです。

土壌改良も,ツタ取りも,コツコツ続けていきます。

そして,秋になれば「花の里親」もまた始めます。土と花の種を地域の人にお渡しし,公園に植えるための花苗をご家庭で育てていただくものです。過去2年は地域力応援基金で行いましたが,今年度は東急の支援で行います。秋~冬に地域の人にタネから育てていただいた花を,来年の春に咲かせましょう!

花壇活動の情報発信も引き続き行っていきます。

月に一度の集合活動(奇数月は第2土曜,偶数月は第2日曜)も続けていきますので,どうぞふらりとお越しください。公園2箇所のどちらで行うかの確認のためにも,LINEオープンチャットに入っていただくのがお勧めです。匿名OK,見るだけOKです。ぜひ。

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