最近連続して,いきちか学童クラブを作ろうと思ったきっかけについてインタビューを受けました。
改めて整理すると,このような思い↓からだったのかもしれません。
- 保育園に本当にお世話になり,その反動で,卒園して子育てパートナーを失うことが辛かった。公設学童は,子どものことは見てくれるが,「保護者のパートナー」という雰囲気ではなかった。
- 仕事で遅くなる日は保育園の夕食サービスがとてもありがたかった。しかし,親が夕飯をとるタイミングがとれなかった。親も園で一緒に食べたいと,ずっと思っていた。
- 保育園の送迎時の保護者間コミュニケーションが価値高く,それをゆっくり行える時間と場所がほしかった。(食事しながらできれば一石二鳥)
- 「地域で子育て」という言葉はあるものの,実際は自分と保育園だけの子育てで,もっと名のとおり,地域の人と一緒に子育てができる仕組みがあればいいのにと思っていた。
- 学校内の学童はとにかく大人数(定員いっぱいの学童保育の子に加えて,「子ども教室」に来る子も一緒に過ごす)。大人数の中で子どもが過ごすと気疲れして,帰宅後に情緒が乱れることが予想された。
- 学校内の学童は空き教室で行われているが,教室のスクール机で「生活と遊び」をすることに違和感があり,国が今後進めようとする学童の方針に矛盾を感じた。
- キラキラしたプログラムが豊富な学童は,活躍できる子にはよいが,不器用タイプの子,シャイな子にとっては,自己肯定感を下げる場所になりそうな心配があった。
- 控えめな子,分かりにくい子も含めて,一人ひとりの興味関心をすくい上げて伸ばしてくれる存在がほしかった。
とにかく,子どもと保護者の双方に寄り添ってくれる存在がほしかったし,「みんな」で子育てができる仕組みがほしかったわけです。保育園を卒園することは,さみしさに加えて,子育てが「孤育て」になる恐怖すらありました。
子どもの卒園&入学を前に,ずっと上記のように「こんな学童があったらな…」と思い描いていました。
その中で,ふと,民家を安く借りられる話が降ってきました。
タイミングがよすぎて,見えない力で「学童をやれ」と言われているように感じました。
そして,最後の決定打となった思いが,これ↓です。
- 子どもに「自分で満足いく人生を自分で歩んでほしい」と願うならば,親である自分がそれを手本として示すべきではないか。私自身が,自分が望むものに向かって,自分で歩かなければいけないのではないか。
こうして,理想の学童クラブの立ち上げに,挑戦することにしました。
以前も申しましたが,始めることよりも存続させることの方がずっと大変なので,本番はこれからです。
この先いろいろなハプニングもあると思いますが,私たちは,
挑戦する,
必要な助けを求める,
失敗しても立ち上がる,
それらすべてを楽しむ,
そういった姿を,直に,子どもたちに見せていこうと思っています。
いきちかを一緒に作りあげていく仲間も募集中です。ご興味ある方はぜひ,お気軽に,ご連絡ください。
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