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たねだんごのその後(たねだんごが向いていない場所とは)

花壇プロジェクト

公園花壇を使って地域のゆるやかなつながりを作る「いきちか花壇プロジェクト」をしています。

2021年4月4日に,夏用の花の種をまきました。土だんごに種をつけてまく「土だんご de 種まき」,覚えていらっしゃいますか?

あのときの,種を付けた土だんご(種だんご・粘土だんご)の,その後の様子をご報告します。

約10日後(4月15日)

写真が分かりにくいですが,だんごが,2個か3個かあります。この頃から,多くのだんごにエメラルドグリーンのかけらが付きました。未だに正体は分かりません。何でしょう。

このときは,まだ,発芽は確認できません。

約3週間後(4月25日)

いくつかのだんごから,かわいい芽が出てきました!!

だんごの上からも,下からも。(そして,なぜかだんごじゃないところからも。)

なお,だんごを持ち上げるのは,芽や根を傷める恐れがあるので,あまりよくないそうです。ごめんなさい。

3週間でたくさん芽が出てきました!どう育っていくか,ワクワクしていました。

約5週間後(5月8日)

写真が分かりにくくて申し訳ないですが,だんごに大きな穴があいていました。

穴は,だんごから,その下の花壇の土まで貫通していました。(だんごを持ち上げたときに少し崩れたので,分かりにくい写真となっています)

だんごが割れたというより,だんごの一部が,ごそっと,なくなっている状態です。

この穴の周りには大量のワラジムシとダンゴムシが,穴の中にはナメクジが,残っただんごの裏にはミミズがいました。

穴を開けた犯人候補が多すぎますが,実際に穴の中でくつろいでいるナメクジが,一番あやしいですよね。

花壇の虫たちとも,できるかぎり共存したいと思っていましたが,しかし大事なだんご(=種)に大きな穴を開けられて,ショックでした…。

この後も,だんごの下に,よくナメクジがいました。だんごはナメクジのお気に入りスポットのようです。

この頃から花壇に行くたびにナメクジを探して捕獲するようにしましたが,それでも追いつかず,昨日の記事のように,どんどん繁殖してしまいました。

約8週間後(5月28日)

種まきから約8週間が経ち,改めて,だんごの状態を確認しました。

結論から申し上げますと,ほとんどのだんごで,何も生えていませんでした………。

↓下の写真は,
だんごの下にナメクジがいます。だんごの周辺には,腹ぺこイモムシの大量の緑糞があります。そして,だんごが欠けています。

↓こちらは,貴重な,発芽しているだんごです!!!

ハッキリとだんごからの発芽を捉えられた写真は,上記の1枚だけでした…。ほかにも,元だんごらしいものから発芽しているものもありましたが,とにかく,少なすぎます。

上記の発芽も,芽の小ささからして,最近発芽したものです。

種まきから3週間後には,たくさん芽が出ていましたよね?

あのたくさん生えていた芽は,いったい,どこに消えてしまったのでしょうか・・・。

(ようするに,虫たちのお腹の中・・?)

4月に,あれほどたくさんの種をまいたのに・・・。子どもたちと一緒にまいたのに・・・・。

8週間後の発芽がたったのこれだけとは・・・・。悲しいです・・・。

こんなにたくさんの種をまいたのに

結論としては,虫が豊富なここ「いきちか花壇」では,たねだんごは不向きでした!!

そういえば元祖といわれている福岡正信先生の粘土だんごは,砂漠で活躍しているのでした。砂漠でないとダメな訳はないはずですが,生態豊かなジャングル花壇よりは,荒地の方が向いているのかもしれません。

さてさて,大変残念ですが夏の花が育っていないことが分かりましたので,引き続き虫対策をしつつ,そして,夏の花の追加投入も行わなければ。

小さい芽が食べられてしまうなら,次は種の直まきでなく,ポットで管理しながら大きくなるまで育てた方がベターかもしれません。

夏以降に助成金が出れば育苗グッズを用意して,地域の方にお渡ししようと思っていたのですが,しかし,今すぐ準備した方がよい状態ですよね・・・。ちょっと,考えなければ,です。

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