2020年,いろいろありました。
いろいろありましたよね。
世界中の多くの人がこれと同じ感想を抱いているように思います。
「ボーダーレス」「ワールドワイド」「グローバル」といったものが,決して言葉だけのものでなく,今のこの世の,実際のものであることも実感できました。
いきちか学童クラブは,不確かな未来,変化の多い社会の中で,しなやかに生きる力の形成を目指しています。
いきちかが重視する「生きる力」の定義をホームページに掲載しておりますが,改めてここに引用します。
生きる力 その1
再起力 —Resilience
いきちかでは,ストレス等をしなやかに受け止める柔軟力,心折れずに立ち直ることができる再起力(レジリエンス)を重視します。
生きる力 その2尊重する力 —Respect
いきちかでは,他人も,そして自分も,あるがままを認め合い,尊重する力を重視します。
生きる力 その3学力 —Achievement
いきちかでは,学習意欲,学習習慣,基礎知識,表現力を重視します。
生きる力 その4生き抜く体力 —Physical strength
いきちかでは,健康な体と心,いざというときに逃げ延びる体力を重視します。
「生きる力」は,子どもだけに必要なものではなく,大人にも必要な力ですし,
そして,いつかの未来に必要な力ではなく,まさに今,必要な力でもあります。
生き抜く健康な体と心。
あふれる情報の中で適切に判断するためのリテラシーや基礎知識。
排除や差別ではなく,認め合い,助け合う力。
ストレスに負けない柔軟さと再起力。
思いがけない形ではありましたが,COVID-19のパンデミックを通して,改めて,「生きる力」の重要性を,多くの方にご理解いただけた年になったように思います。
いきちか学童クラブは,学童保育事業を通して,子ども,保護者,地域の方たちに,「生きる力」を育むきっかけを提供したいと思っていました。
そのために,子どもや保護者などを1箇所に集め,食も伴うさまざまな生活を,みんなで共有することを目指していました。
しかし,すなわちそれはウイルスをも共有するリスクを抱えており,
この情勢下ではやむを得ず,4月からの本格スタート目前に,学童保育の活動を停止することにしました。
パンデミックの収束の見通しが立たない現状,学童保育事業の再開の見通しも立てられていません。
今は,公園に生み残した花壇を地域の方と共有する活動(いきちか花壇プロジェクト)がメインとなっています。
これは理論ベースの活動ではなく,目の前にある花壇をどう使えば多くの人の生きる力につながるか,現場で1つ1つ試行錯誤しながら,取り組んでいます。
学童保育事業を続けられなくなったのは本当に残念なことですが,花壇プロジェクトを通して新しい素敵な出会いもありました。
これらの出会いに感謝し,さまざまな形で助け合いながら,私自身も柔軟に生き続けたいと思います。
2021年はどのような年になるか,現時点では予想がつきませんが,どうか引き続き,ご支援のほどよろしくお願いいたします。
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そして,もし今後の活動に一緒に取り組んでいただけますなら,本当に本当にありがたく,心強くあります。どうぞ,お気軽にご連絡ください。
2020年,本当にありがとうございました。
そして,2021年が,皆さまにとって素敵な1年となりますよう,心からお祈り申し上げます。
いきちか学童クラブ
向井愛
https://www.ikichika.club/
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