『地球がうみだす土のはなし』(おすすめ本)

花壇に欠かせないもの,「土」。

田舎育ちの私にとって,土は地面に過ぎず,空気と同じようにありふれて意識しない存在でした。
ドラえもんの「石ころぼうし」と同じです(←このたとえ,分かります?)。

しかし,「土いじり」をするにつれて,土の中の有機性を改めて感じつつあります。土,すごいです。土は植物も動物も育てる力があります。

また,一言で「土」と言っても,その種類やコンディションは無限のバリエーションがあり,土のふところの広さと奥深さも改めて感じたりしています。

「土についてもう少し知りたいな。」

そう思っても,土に関する本の少ないこと・・・。

皆さまも図書館で探してみてください。
石や鉱物の本はあります。植物の本ももちろんたくさんあります。根っこやどんぐり単体の本もあります。なのに,土の本は,なぜか,あまりないのです。

その中で見つけたのが,こちらの本。絵本です。
『地球がうみだす土のはなし』

分かりやすくてお勧めです。

  • 地球にできた最初の地面は,溶岩。
  • 昔は地球に土はなかった。
  • 土は,自然のさまざまなコラボで,じわりじわりと作られたもの。

お恥ずかしながらこの事実すら全然意識できておらず,この本を読んで,「ああそっか」「確かにそうだ」,となりました。

ありふれたものに思っていた土ですが,土は,自然(とひとくくりにするのもよくないほど複雑なものが)生み出したもの,生み出し続けているもの,なのですよね。

物質やエネルギーの循環も思うと本当にすごいのですが,私の語彙力で端的に説明できないので,ここは流します。

福音館書店のサイト内で,この本に関するエッセイがありましたので,こちらもご紹介します。

特別エッセイ|大西健夫さん『地球がうみだす土のはなし』

この本を読んだ直後,偶然,「激変する西之島〜太古の地球に出会う旅〜」というNHKの番組を見ました。これも素敵な番組でした。

ETV特集 「激変する西之島~太古の地球に出会う旅~」

世界が注目、絶海の孤島、西之島。東京都心から1千キロ。父島からも100キロ以上離れており、たどり着くことさえ難しい。そんな中NHKは研究者とともにこの島の変化を長きにわたって記録してきた。西之島の学術的価値は2つ。40億年前の地球で大陸がどのようにできたのか、その根拠となる岩石を噴き出すという地質学的側面。さらに岩石しかない不毛の大地に生物がどうやって生態系を作るのかという天然の実験場である点だ。

2021年5月1日放送 (C)NHK

今,噴火で新しく地面が誕生したばかりの西之島。地面はもちろん溶岩。しかし,少しずつ,土ができはじめているという。しかも,植物がなくても土ができているという。今まさに,土がなかったところで土が生まれている訳です。

地球って有機物だらけで,すごい。

その有機物のベースである土も,すごい。

そんな土のお話と,土の本のご紹介でした。

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