オーガニック花壇の害虫対策

生態系豊かな「いきちか花壇」(@新蒲田二丁目児童公園)は,まるで小さなジャングルです!緑もたくさん繁り,多様な虫がここで生活しています。

しかしその分,花壇の花や新芽の虫による食害が深刻になってきました。

虫の様子,芽が消えた種だんごの様子は次の2記事をご参考ください。

虫との共存もあこがれますが,そうは言っても種まきしても芽が育たない状態は困るので,対策が必要になりました。

コーヒーかすを試したところ全然効かなかったので,今回はやむを得ず,もう少し効力のあるハーブと薬剤を使用することにしました。

使用してもオーガニック栽培,オーガニック花壇を名乗れるもの・方法をチョイスいただきました。板垣博英先生,ありがとうございました!

使用日は,2021年6月5日(土)。

使用ハーブ・薬剤は,「ニームケーキ」「木酢液」「ナメトール」「ハイパーお庭の虫コロリ」です。

ニームケーキ

ニームという木に,虫除けのすごい効果があるそうです。インド医学(アーユルベーダ)では,ニームはお薬扱いだそうです。(ニームを育ててみたくなりますね。)

このニームから作るガーデニング商品としては,「ニームオイル」と,オイルをとる際の残りかすから作った「ニームケーキ」があるようです。

使い方は,オイルは,用途に応じた濃度に水で薄めて,葉っぱでもどこでも,目的の場所にスプレーします。ニームケーキは,土にまぜます。ニームケーキは商品分類としては「植物性土壌改良材」になるようです。自然の成分です。

今回使用したのは後者のニームケーキです。少し肥料っぽいにおいがありますが,比較的マイルドです。

埋めたいところにシャベルを立てて入れれば埋めやすいそうです!裏技!

木酢液

続いて,木酢。こちらも自然のものです。炭を焼くときに出る煙を冷やして液体にしたものだとか。においは確かに,ザ・スモーク!

ガーデニングでは,害虫対策にも,植物の生育促進にもなるとか。よいことだらけじゃないですか。

入浴剤としても皮膚トラブルに効果的といわれていて,私も何年か前までお風呂用の木酢液を使っていました。多分,子どもができてから遠ざかって,そのまま忘れていました。また使いたくなりました。

よいことだらけに見えますが,デメリットは,そのにおい。木酢液は,ニームケーキよりも,がっつりにおいます。煙のにおいなので,有害なにおいという訳ではありませんが,ただ強くにおいます。

ガーデニングで木酢液は,通常は水で薄めてスプレー等するのですが,「翌日雨だし,いっか」と,原液のまま花壇にまきました。数日間,花壇がスモーキーでした。(苦手な方がいらしたら,申し訳ございませんでした・・・。)

ナメトール

先までは自然なものでしたが,ここからは薬剤です。農薬です。

コーヒーかすの中でも悠々とくつろげる強靱なナメクジたちなので,ここはもう薬剤に頼らないと厳しいと判断されました。

とはいえ,このナメトールは使っても「有機農作物」(オーガニック)と名乗れるらしいので,ちゃんと有機的な(?)ものなのだと思います。(←このへんもうちょっと詳しくなりたいです)

ツマグロヒョウモンの幼虫が育ってきていたので,ツマグロさんがいるところ(パンジー・ビオラ周辺)を避けながら,花壇のあちらこちらにこのナメトールをまきました。

ナメ取ってね,ナメトール!

ハイパーお庭の虫コロリ

アース製薬の薬剤です。もう名前からして強そうです。

「家の周りや庭にまくだけで、ナメクジ、カタツムリ、ダンゴムシ、ワラジムシ、ヤスデ、コオロギ、ムカデ、アリなどの様々な害虫を誘引し、食べさせて駆除する。」だそうです。

カラフルな顆粒。まくだけでOK。ものすごい手頃です。オーガニックとか関係なく,とにかく害虫を駆除したい!という場合は,とても便利な品だと思います。

これを花壇の中にまくと,もうオーガニックでなくなります。いきちか花壇は今のところオーガニックでいきたいですし,花壇の中にいる蝶の幼虫までコロリされると困るので,こちらの薬剤は花壇の中でなく,外にまきました。花壇の内外に大量にいるダンゴムシ・ワラジムシがターゲットです。

花壇の外にまいたカラフルなハイパー虫コロリ。子どものお菓子みたい。

商品パッケージには「ひと晩で効果を実感!」と書いていますが,いきちか花壇では,1週間ほど経って,この顆粒のそばでダンゴムや謎の虫がたくさん死んでいるのが確認されました。十分な効果です。

花壇のダンゴムシは5匹ほど我が家に連れ帰って観察飼育をしているので,愛着もあり,殺してしまったことに罪悪感もありますが・・・いかんせん多すぎるので,ごめんなさい・・・。

以上,いきちか花壇で使用した害虫対策のハーブ・薬剤をご紹介しました。同じようにオーガニックガーデンで,虫の害に困っている方のご参考になれば幸いです。

なお,この薬剤を使う前に,害虫の人力での地道な捕獲と,地表を覆っていた草の刈り込みも行っていることを補足します。それでいくらか減った気もしていますが,これからの梅雨で絶対また増えると言われ,今回ドカンと薬剤を投入した次第です。

そしてその後,花壇のあちらこちらから,発芽が確認できています!

遅ればせながら出てきた新芽も,今のところ食べられていません!!!YES!!!期待!!!

ダンゴムシ(赤ちゃんも!)は乗りつつも,遅ればせながら種だんご周辺から何やら発芽

いきちか花壇プロジェクトとは

いきちか花壇は,みんなの花壇です。誰でも一緒にお使いいただけます。

みんなで,わいわい言いながら,種をまいたり,剪定に挑戦したり,写真を撮ったり,今回のように虫対策をしたり,イベントを企画したり,新しい挑戦をしてみませんか。

参加費は無料です。お住まいや年齢などの制限もありません。

花壇プロジェクトの詳細ページをご確認のうえ,お気軽にLINEオープンチャットにお入りください。

ひまわりの種まきとその後

「福島ひまわり里親プロジェクト」に参加されている方から,いきちか花壇に種を植えたいとご連絡をいただいていました。詳細は下記記事をご覧ください。

青い種

予定どおり,5月29日に,種をまきました。

冒頭の写真がそのときの種なのですが,まさかの青!かっこいいメタリックブルー!何かフィルムコーティングされていますね。

抗菌剤か何かかと思いますが,これ,どこでコーティングしているのでしょうね?福祉事務所では扱わなさそうなので,専用業者でしょうか。となるとこの種も,業者ルートといいますか,市販の種なのでしょうか?(どこで採れた種でも構わないのですが,関わるならもう少しプロジェクトの流れとか全体像を知りたいお年頃…)

福祉作業所で種を袋詰めしている動画を確認したところ,動画開始05:15では普通の種が用意されていて,05:21の袋に入れる瞬間はハッキリしないですが普通の茶色い種のように見え,05:50では袋の中がコーティング済みの青い種になっていました…。

6月18日追記:
福島ひまわり里親プロジェクト事務局の方からご丁寧なご説明をいただきました。
青い種(抗菌剤と発芽促進剤のコーティング)は,種苗メーカーから購入したもので,福島県外の「里親」用。普通の種は,里親が育てて返却したもので,福島県内の人用。この2種類の種がYouTubeでまざって映っていた感じのようです。

密密

さて!今回ご用意したひまわりスペースが,こちら(下の写真)。

狭くてすみません。密集花壇なもので・・・。モモイロタンポポとリナリアを1株切って,スペースを作りました。

ひまわりの種を複数まくときは,20~30センチは間隔あった方がいいと色々な説明書に書かれています。なので,このスペースだとせいぜい2箇所ほどでしょうか。

ところが・・・。どん!

主さんのご希望により,結果,このように密密に植えました!せいぜい2箇所ほどかと思われた空間に,なんと10箇所!

やっぱりここは密集花壇となる宿命のようです・・・。(笑)
特徴あっていいですよね!(ポジティブ)

一般的には,1つの穴に2~3個の種を入れて,そこから出た芽の中で一番元気なものを1つ残して,あとは抜く(間引く),という方法がとられます。

しかし今回は,主さんの普段のやり方どおり,1つの穴に1個の種方式にしました。

さすがにそれぞれから発芽すると密すぎると思うので,発芽の様子を見ながら,また間引いていくと思います。

発芽

5月末に種を植えて,その後・・・。下の写真は6月9日。11日後の様子です。

この前日の8日,青い囲みの芽を「ひまわりだ~!」とLINEオープンチャットで投稿してしまいましたが,翌9日に赤い囲みの芽が出て,こっちがひまわりかも・・・と訂正しました・・・。

まだまだ素人。見分けが付きません!

引き続き,ひまわり,およびこの周辺全体の芽の成長を見守ってまいります。(青囲みの芽,なんでしょうね)

公園にお越しの皆様も,どうぞ温かくお見守りください。(u人u*)

オープンチャット

先ほど文中に出ましたLINEオープンチャットとは,いきちか花壇プロジェクト用のチャットです。ここで,花壇の様子の報告,相談,その他諸々を,ゆるゆると話しています。

お友達登録不要です。匿名参加もOKです。まずは様子見(見るだけ参加)でもOKです。

お気軽にご参加ください。

花壇プロジェクトの目的と大切にしたい5つのポイント

今回はちょっと硬めのお話ですが,助成金の面接で話した内容を,せっかくなのでブログでも書いてみた,というだけの話です。

花壇プロジェクトの目的

「いきちか花壇プロジェクト」の目標は,主に次の3つです。

  • 公園花壇を使って地域の新しいつながりを作る
  • 花育を通じて子どもや保護者たちの自然または地域環境への関心を高め,主体的な学びを促進する
  • COVID-19に起因する生活のさまざまな喪失を補う新しい機会を提供する

このうちの1つめのつながり作りが,特に意識している目標です。

気軽なつながり

私たちが最終的に目指しているのは「生きやすい社会」です。みんながラクに楽しく生きられる社会であってほしいと切に願っています。

そのためにも,社会の中で人と人がつながり,困ったと言い合えて助け合える仕組みが必要と思っています。

地域にはすでにいろいろなコミュニティがあります。

しかし,何らかの理由で,それらのコミュニティにまだ入れていない人もいると思います。

いきちか花壇プロジェクトは,そのような人でも気軽に参加できる場所でありたいと思っています。地域に参加する最初のきっかけになりたいと思っています。

そのために大切にしたいポイントが5つあります。

①気軽さ

  • SNSのような気軽な参加形態。実際にSNSも活用します。
  • 「ゆるやか」「ゆるゆる」という言葉も意識して使っていきます。

②便利さ

  • デジタルやオンラインを活用して,便利さを心がけていきます。

③多様性

  • 受け入れる対象者は限定しません。
  • 地域のつながりとは言え,お住まいなどの地域も限定しません。幅広い地域の方に参加いただけます。
  • 人によって活動時間や認知特性などさまざまであることを前提に考えます。

④柔軟性

  • 一度決めたことも状況に応じて柔軟に変化して構わない,むしろそれが自然であるという考えでいます。

⑤対等性

  • ここは支援する-支援されるの関係の場ではありません。

広い受け入れ

「敷居を低く,門戸を広く」,そのようなゆるく広い場が,初めて地域とつながるきっかけとして有効だと思っています。

そして,地域とつながれていない人とつながるためにも,まずはこのように,広く受け入れることが必要だと思っています。こども食堂も同じと伺っています。本当に届けたい人に届けるためには,まずあらゆる人を受け入れ,広く届けていくことが必要です。

そして,私たちは,このように広く受け入れるために,公園花壇というのはすぐれた場所だと思っています。

公園は,パブリックで,屋外の,開けた場所です。

そして,花壇は,幅広い興味の受け皿となります。

綺麗な花に興味がある方,育てることに興味がある方,命のサイクルを短期間で見たい方,虫に興味がある方(ちょうど今,花壇で蝶の幼虫がサナギになっています),花の撮影やスケッチに興味がある方,緑化による地域イメージに興味がある方,防犯や治安に興味のある方,作業療法・園芸療法を実践したい方,コロナによる制限だらけの中で居場所がほしい方,などなど…。

他にも花壇の使い道はたくさんあると思いますので,これから,それらを地域の人と一緒に探していきたいと思っています。

花壇プロジェクトの目的と意義をご理解のうえ,ご支援なにとぞよろしくお願いいたします。

種だんごのその後

2021年4月4日に,夏用の花の種をまきました。「土だんご de 種まき」,覚えていらっしゃいますか?

あのときの,種を付けた土だんご(種だんご)の,その後の様子をご報告します。

約10日後(4月15日)

写真が分かりにくいですが,だんごが,2個か3個かあります。この頃から,多くのだんごにエメラルドグリーンのかけらが付きました。未だに正体は分かりません。何でしょう。

このときは,まだ,発芽は確認できません。

約3週間後(4月25日)

いくつかのだんごから,かわいい芽が出てきました!!

だんごの上からも,下からも。(そして,なぜかだんごじゃないところからも。)

なお,だんごを持ち上げるのは,芽や根を傷める恐れがあるので,あまりよくないそうです。ごめんなさい。

3週間でたくさん芽が出てきました!どう育っていくか,ワクワクしていました。

約5週間後(5月8日)

写真が分かりにくくて申し訳ないですが,だんごに大きな穴があいていました。

穴は,だんごから,その下の花壇の土まで貫通していました。(だんごを持ち上げたときに少し崩れたので,分かりにくい写真となっています)

だんごが割れたという話ではなく,だんごの一部が,ごそっと,なくなっている状態です。

この穴の周りには大量のワラジムシとダンゴムシが,穴の中にはナメクジが,残っただんごの裏にはミミズがいました。

穴を開けた犯人候補が多すぎますが,実際に穴の中でくつろいでいるナメクジが,一番あやしいですよね。

花壇の虫たちとも,できるかぎり共存したいと思っていましたが,しかし大事なだんご(=種)に大きな穴を開けられて,ショックでした…。

この後も,だんごの下に,よくナメクジがいました。だんごはナメクジのお気に入りスポットのようです。

この頃から花壇に行くたびにナメクジを探して捕獲するようにしましたが,それでも追いつかず,昨日の記事のように,どんどん繁殖してしまいました。

約8週間後(5月28日)

種まきから約8週間が経ち,改めて,だんごの状態を確認しました。

結論から申し上げますと,ほとんどのだんごで,何も生えていませんでした………。

↓下の写真は,
だんごの下にナメクジがいます。だんごの周辺には,腹ぺこイモムシの大量の緑糞があります。そして,だんごが欠けています。

↓こちらは,貴重な,発芽しているだんごです!!!

ハッキリとだんごからの発芽を捉えられた写真は,上記の1枚だけでした…。ほかにも,元だんごらしいものから発芽しているものもありましたが,とにかく,少なすぎます。

上記の発芽も,芽の小ささからして,最近発芽したものです。

種まきから3週間後には,たくさん芽が出ていましたよね?

あのたくさん生えていた芽は,いったい,どこに消えてしまったのでしょうか・・・。

(ようするに,虫たちのお腹の中・・?)

4月に,あれほどたくさんの種をまいたのに・・・。子どもたちと一緒にまいたのに・・・・。

8週間後の発芽がたったのこれだけとは・・・・。悲しいです・・・。

こんなにたくさんの種をまいたのに

夏の花が育っていないことが分かりましたので,
引き続き虫対策をしつつ,そして,夏の花の追加投入も行わなければ。

小さい芽が食べられてしまうなら,次は種の直まきでなく,ポットで管理しながら大きくなるまで育てた方がベターかもしれません。

夏以降に助成金が出れば育苗グッズを用意して,地域の方にお渡ししようと思っていたのですが,しかし,今すぐ準備した方がよい状態ですよね・・・。ちょっと,考えなければ,です。

花壇を食害する虫たちの話

本記事には,虫の写真がたくさん出てきます。苦手な方はご注意ください。(>人<;)

春になって,花壇が春の花で素敵に彩るのと同時に,虫たちも増えてきました。

ダンゴムシやワラジムシ,
ちょうちょ,
ハチ,
テントウムシ,
名前の分からないカメムシっぽい何か,
等々。

そして,ナメクジや,なぞのイモムシ。

これらの虫の中で草食のものが,じわりじわり,花壇を食害していきました。

ナメクジ

ナメクジは4月中旬から見え始め,5月に雨が続く中で日に日に増えていきました。

ナメクジは花を食べると言われているので,気になっていました。

そしてあるとき,大事な種だんご(種付き土だんご)に穴が開き,その穴の中にナメクジがいるのを目撃しました!大事な種だんごは食べちゃダメ・・・・!

なるべく虫とも共存したいと思っていましたが,ナメクジによる「食害」を目の当たりにしてから,花壇に来る度にナメクジを捕獲するようにしました。

あるとき,きれいな半透明の小さな玉がありました。宝石みたいにきれいでしたが,もしやと思って調べると,案の定,ナメクジの卵でした。

そして,小さなナメクジの赤ちゃんも,いるわいるわ,たくさん見つかりました。ナメクジ,大繁殖してしまいました・・・。

大繁殖して天下をとったつもりか,姿を隠す気もないようで,大胆に,タンポポの上まで上ってきたりもしました。(このあと綿毛も種もボロボロになり,大事なモモイロタンポポの種があまり取れませんでした…)

ナメクジはコーヒーのカフェインが苦手と言われています。コーヒーを抽出したあとのコーヒーかすを花壇にまくと,ナメクジが寄らなくとか。

コーヒーかすは塩よりも土への影響はマイルドですが,それでも,カフェインが花たちの発芽を阻害するおそれもあります。なんとも悩ましいトレードオフ。

しかし,ナメクジの食害が深刻になりつつあったので,多少の発芽抑制よりもナメクジ対策が重要と判断し,コーヒーかすを,花壇に置きました。ペーパーフィルターごとでよいと聞いたので,そのように。5個ほど。

・・・で す が,その後,花壇のペーパーフィルダーを確認すると,コーヒーかすの中でナメクジが気持ちよさそうに過ごしているではありませんか・・・。

あっちのペーパーでも,こっちのペーパーでも・・・。

コーヒーかす in ペーパーフィルター作戦は,ダメでした。花壇のナメクジ,強いです。かすではなく,コーヒー液そのものであればカフェインも濃いので,効くでしょうか?でも,もったいないですよね。

ハバチ類/ヤガ類の幼虫(イモムシ)

大量発生したナメクジを捕獲する中で,イモムシもよく見つかるようになりました。

青いイモムシは,モンシロチョウの幼虫かなと喜んだりもしました。

黒いのもいました。

この黒い幼虫は,ハバチ(ハチの仲間)ではないかと教えていただきました。大量に増え,食害の被害が大きくなりやすいそうです…。

この他にもたくさんのイモムシを見ました。薄黒いもの,黒と緑の間のもの,透明がかった緑のものなど。薄黒いのが一番多く見かけたように思います。

種類は,結論としては,よく分かりません。

上述のハバチのほか,ヤガ(蛾の仲間)の幼虫の可能性もあります。ヨトウムシ(夜盗虫)と総称される虫や,ネキリムシと総称される虫かもしれません。実際,シレネ・ユニフローラがごそっと切れていたので,ネキリムシはいるのだと思います。

インターネットや本で調べても,これらの見た目はどれもそっくりで,決定的な見分け方の記述がなく,結局全然分かりません。若いときは緑で,だんだん黒くなる虫もいるようで,花壇で見かけた多くの虫はそれだと思います。しかし,そもそも複数の虫を「ネキリ虫」と総称するように,虫の分類も曖昧で複雑です。難解です…。

中でも,緑のイモムシがモンシロチョウの幼虫なのかどうかが気になっていましたが,モンシロチョウの幼虫が好きなのはアブラナ科の植物で,花壇には生えていないと教えていただきました。なので,今まで見た緑のイモムシも,蝶ではなさそうです…。

そしてあるとき,大量の緑の糞(ふん)が!イモムシも大繁殖して天下気取りです。(下の写真はスワイプすると,2枚目に,糞の隣でくつろいでいるイモムシがいます。)

後日,種だんごの話も別記事でまとめようと思いますが,種の発芽の悪さとこの大量の糞を見て,さすがにマズいと思い,急いで,花壇の地表を覆っていた葉っぱをザクザク切りました。土の風通しと日当たりをよくするためと,虫を見つけるために。

この日はイモムシ(黒も緑も)とナメクジを,たくさん捕獲しました。

ツマグロヒョウモン

さきのイモムシたちが何の幼虫か分からないのに対して,とても分かりやすい風貌の幼虫がいました。黒とオレンジのツンツン毛虫。ツマグロヒョウモンです。

外見が特徴的なのに加えて,パンジー,ビオラ,スミレなどのスミレ属にしか付かないという,行動・エリアも特徴的!分かりやすくてありがたいです。

なお,正直外見はギョッとする怖さがありますが,ツマグロヒョウモンは,蝶です。れっきとした蝶です。黒とオレンジの,わりと綺麗な蝶です。

ビオラとパンジーの花がむしゃむしゃ食べられているのは,この幼虫のせいだと思います。だから食害といえば害なのですが,ビオラ・パンジーの花はもう終わりかけていたので,よしとします。

バタフライ花壇を目指しているので,蝶の幼虫は,ひいきします。

でもビオラとパンジーは来年も咲いてほしいので,種ができてほしいので,どうか花を食べ尽くしませんように・・・・。

上記のような虫の食害により,今,種まきしたのに芽が出ないことと,花が咲いたあとの種が取れないことの,2つの問題が深刻化してきました。

草を刈って,いったん見かける虫の姿は減りましたが,これから本格的な梅雨が始まると,また虫も増えると思われます。

虫が嫌うハーブや樹木のオイルを試したり,何らかの「ナメクジトラップ」も検討しようと思います。

皆様も何かよい方法をご存知でしたら,ぜひここのコメント欄や,チャット,メール等で教えてください!

ブログのコメント欄に「Facebookコメント」も追加しました。連絡手段をたくさん作っていますが,深く考えず,ご自身が使いやすいところからふらっとご連絡ください。^^

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いきちか花壇のたね採取

花壇で見事に素敵に咲いた春の花たちも,5月に入った頃から種(たね)が取れ始めました。今回は種採取のお話です。

まず,シレネ・ユニフローラを例に,花が種になる様子をご紹介します。

↓これが花の状態ですね。
シレネの仲間はみんな,花のうしろが長めなのが特徴的です。ここの部位の名称,いっぱい調べました。たぶん,苞(ほう)だと思うのですが…違っていたらご指摘ください…。シレネ・ユニフローラの苞(ほう)は,ぷっくり楕円形です。

↓花が終わると,苞(ほう)の中に,つやつやの緑色の丸い豆がありました。この豆部分の名称は「子房」?「室」?自信ありませんが,とりあえず,ここがマタニティのお腹です。

このお腹が,緑色からだんだんと茶色になっていくにつれて,お腹の口も少しずつ開き始めます。

この間に,最初は粉のようだった種も,少しずつ大きくなっていきます。口が全開になる頃には,種も成熟しています。

やがて全開の口から種が自然とこぼれて,土に落ちて,次の命が始まります。

しかし,黒くて小さな種が土に落ちてしまうと,それを見つけて拾うのは至難の業です。なので,落ちる前に採取したいところです。

一方で,採取が早すぎると種が未熟だったりします。

そのため,種採取というのは,実はなかなかタイミングが難しいです・・・。仕方ないですけどね。

ガーデニング素人の私たちが最初に立てた年間計画では,種採取もイベントにして,地域の子どもや保護者たちと一緒に種を取りたいと思っていました。

しかし・・・,やってみて気づきました。実際の採取のタイミングというのは,まったく読みきれないと。花の1個1個ごとに取りどきも異なります。

日時を予め決めておく形のイベント化は無理でした。

学童保育事業をしていれば,毎日公園に遊びに行きながら様子を見て,「もうすぐここの種は取れそうだね」と週案の保育計画に入れることはできると思いますが。(でも今はやっていません)

そのため,現状での理想型は,公園にふらりとお越しいただく方に,取りどきの種があれば取っていただく,という形です。

よろしければ,ぜひ,お願いします。
マタニティお腹の口が大きく開いていれば,そこを摘み取ってみてください。

引き渡しの日時は,チャットやメール等でご相談ください。

種の引き渡しまで日数が経ちそうな場合は,お手数ですがジッパー付きの袋に入れて,冷蔵庫で保管いただけますと,大変に助かります。

こうして採取した種は,地域の方の栽培体験(花の里親)に使おうと思っています。助成金が取れれば夏以降に里親を募集します。

さて,ここからは,花と種の写真ギャラリーです。

▼クリスマスローズ

クリスマスローズ。つんつんしたお腹が5個ぐらい。これも徐々に茶色くなって,あるとき割れて,種が落下します。花にネット(お茶パック等)をつけておくと種をキャッチできます。葉っぱにキャッチしてもらおう作戦は,強風でダメでした。
つやつやの種。全長5mm程度。光沢があるうちなら,土に落ちてもなんとか見つけられる…かも?大変ですが!!今回は気合いで拾いました。

▼シレネ・ピンクパンサー

ビビッドなピンクの小花が映えるピンクパンサー。花壇のあちこちで育ちました。ぜひ来年も咲いてほしいです。
シレネ・ユニフローラと種のでき方は同じです。お腹がぷっくりすると口も開いてきます。しかし密集花壇の中で,この小さな茶色いお腹が,地味に見つけにくい…。お腹も重くなると横や下向きに垂れ下がり,お腹自体も薄くもろく,気づいたときには既に種が落ちた後がほとんど。。で少ししか取れませんでした。

▼シレネ・ディオイカ(レッドキャンピオン)

咲き始めのレッドキャンピオン。もっと伸びます。ぐんぐん伸びて,花もたくさん咲きました。
高地で堂々と目立つお腹!分かりやすい!上を向いて口を開けてくれているのも,ものすごく助かります。

ピンクパンサーと似ていますが,それより大きめ。お腹も硬め。ピンクパンサーがもろい紙袋なら,こちらのレッドキャンピオンは段ボール箱。

▼ムスカリ

2年目以降のムスカリ(球根から植えた1年目のムスカリは種がつきませんでした)
球根ができるムスカリですが,種もできました(当たり前か…)。お腹はまん丸じゃなく,三ツ矢型。
1つのお腹の中で3つの部屋に別れ,1部屋に1種。口が全開になる前でも種はしっかり大きくなっているように見えるので,全開になる前に取りました。この状態で大丈夫であれば,取りやすいです。種はビロードのような,滑らかな漆黒。形状も独特で,揺らぎやすい&転がりやすい。きっと種を遠くまで転がしたいのだと思われ。
もともと揺らぎやすい形状のところ静電気を帯びたのか,種に軽く触れただけで,弾け飛びました!面白い!

▼モモイロタンポポ

人気のモモイロタンポポ。本当素敵です。
モモイロタンポポも,普通の黄色いたんぽぽ同様,綿毛ができます。マタニティ腹はできません。
綿毛ができてすぐに取っても,種はまだ未熟でした。茶色く大きく成熟するまで待ちつつも飛ばないうちに取らなければという,やはり種採取はタイミングが難しい。
しかし・・・種の成熟を待っているうちに,飛ぶ前に「食べ荒らされる」という事件発生!多分ナメクジ。モモイロタンポポの種はぜひ欲しかったのに,少ししか取れずショック。
綿毛がついていると飛んでいくので,綿毛は取り除いて保管。大きくなるのを待っても,焦げ茶色の成熟種は意外と少ない…。

▼ビオラ/パンジー

冬も春もずっと咲き続けてくれたビオラ。ありがたすぎる存在です。来年もぜひお願いします。5月までは,種を作らせないよう(花を咲かせ続けるよう)に花がら摘みをしていました。ごめんね。
お腹が割れて種が落ちたあと。口が開くどころか,お腹全体が割れます。割れると種が落ちるので割れる前に取りたいのですが,タイミングはかなり難しいです。まだ1粒も取れていませんが,花壇に落ちているならよしとします。

▼オダマキ

こちらはミヤマオダマキ。もう少し背が高い西洋オダマキもあります。
ピエロの帽子のようなマタニティのお腹。西洋オダマキもこんな感じです。ここから茶色くなるまで意外と長くかかりました。
写真の上側のピンボケ部分,お腹が茶色くなって,口も少し開いてきました。しかし「全開」と思える状態になかなかなりません。この状態からもう2週間待っていますが,ほとんど変わらず。そろそろ取ろうかな。

▼オンファロデス・リニフォリア

白くやわからい雰囲気の小花。葉っぱの色もアンニュイ。
花が終わると星形の「がく」の中に,おへそ型の種ができました。花1個につき,おへそが4つほど。
最初,このおへそはお腹かと思っていたのですが,中から粒が出てくる様子がなく。このおへそが種のようです。これが一番,種採取しやすかったです。

初めての種採取でしたが,花の種類によって,種のでき方も,落ち方/飛び方も,形状も,本当に違っていて,新鮮な発見だらけでした。また,同じ種類の花でも,種のできる量など,1つ1つで個性が違っています。奥深いです。

もし,種って面白いなと感じた方がいらっしゃいましたら,よろしければ,いきちか花壇オープンチャットにご参加ください。一緒に楽しみましょう。

花壇にお越しになれない遠方の方でも,写真などを通じて,一緒にエンジョイできればと思っています。^o^

花壇プロジェクトは特別な協会ではなく,興味や関心事を通じて,自然とゆるくつながっている場を目指しています。

ご支援のお願い

福島ひまわり里親プロジェクトの種まき

5月29日(土)の11:00から,いきちか花壇で,ひまわりの種をまきます!雨天時は30日(日)に延期します。

よろしければ,ふらっとご参加・見学にお越しください。

「福島ひまわり里親プロジェクト」(ふくひま)の種です。

この種から花を育てて,種を採取して,その種を福島に戻すプロジェクトです。最終的には福島県内の福祉作業所のお仕事として種からオイルを搾油し,そしてそれが県内を走るバスの燃料になるそうです。

(調べてみるといくつか似たプロジェクトがあり,食用油になるプロジェクトもあるようですが,今回いきちか花壇に植えるのは,バス燃料になるプロジェクトのようです)

ふくひまについて

復興のシンボルひまわりを、福島の大地に咲かせる取り組みをする活動です。
全国の50万人の里親さんが育ててくださった“ひまわり”を福島県で復興のシンボルとして咲かせることによって、雇用・教育・観光に繋げ、また、日本全国と福島の『絆』を深めるプロジェクトです。
ひまわりの種を購入していただき、その種を日本全国の購入していただいた里親さんへ送られ、ひまわりを育てていただき、さらに種を福島へお送りいただき、福島の学校・企業とあらゆる場所で、大輪の花を咲かせてくれます。
その活動は、今では日本全国に広がり、たくさんの交流へとつながっています。

https://www.sunflower-fukushima.com/projectdescription/

こちらのプロジェクトに毎年参加されている方から,「今年は自宅のベランダが使えないので,代わりに使える花壇を探してたどり着いた。いきちか花壇を貸してほしい」という旨のご連絡をいただきました。

ご連絡,とても嬉しかったです。
いきちか花壇は「みんなの花壇」です。どうぞお使いください!
(o*・ω<)o

といういきさつで,ひまわりを植えることになりました。種採取が目的です。

今,ギチギチに春の花が茂っていて,十分な空きスペースがないのが悩みどころですが,週末までには2株分ぐらいはスペースを作りたいです。

いきちか花壇プロジェクトの参加者からも,自宅で植えられるよと申し出てくださった方がいらして,お願いしました。なので現在,いきちか花壇を含めて3箇所で,ひまわりの里親を行う予定です。

花壇の分の種も,植えきれずに余る可能性もありますので,代わりに自宅で育てて種取れるよ~という方がいらっしゃれば,当日ふらっと現地にお越しください。あるいはメールやチャット等でご連絡ください。

そして,これからのひまわりの成長も,温かく見守っていただけますと幸いです。成長過程の写真も撮っていただけますと最高に嬉しいです。

花壇写真募集

ご支援のお願い

5月上旬の花(いきちか花壇)

いきちか花壇(新蒲田二丁目児童公園)の5月上旬の花をご紹介します。またInstagramの埋め込みでいきます。

(もし見出しの花の名前とインスタの写真が合っていない場合は,ページをリロードしてみてください)

5月になっても続々と新しい花が咲いています。と同時に,4月に咲いた花が種になってきましたので,種取りも始めています。種取りも面白いですよ。

▼セダム・ゴールドビューティー

セダムは,2月にセダム・モリムラマンネンソウを植えたので(※植えたというか投げ入れた),セダムといえばそれと同じような低く這うように茂るグランドカバーのイメージがありました。でもこのゴールドビューティーは普通の花のように茎が高く伸びています。

上に伸びるのは「立性」と言えばいいのですね。用語もまだまだ慣れません。先ほどグランドカバーという用語もさりげなく使いましたが,これも最近覚えました。

▼チャービル

フレンチの添え物として出てくる印象のハーブのチャービル。セリ科。別名:セルフィーユ,ウイキョウゼリ,フレンチパセリ。
2枚目はテントウムシがくつろぐの図。

▼エリゲロン

マーガレットのようなキク科のかわいい小花。
別名が渋いです。ぺらぺら嫁菜(ペラペラヨメナ),源平小菊(ゲンペイコギク),無休菊(ムキュウギク),メキシコ雛菊(メキシコヒナギク),東菊(アズマギク)など…。ペラペラなの?私はエリゲロンよりアズマギクの方が聞き馴染みがある気がします。

▼キク科のピンクのコラボ

エリゲロンとモモイロタンポポ。どちらもキク科。紫のはホシギキョウ(星桔梗)。

▼ガウラ

こちらのガウラの別名は,白蝶草(ハクチョウソウ),山桃草(ヤマモモソウ)と,わりと綺麗な名前。剪定した方がベターらしいですが,まだできていません。

▼三尺バーベナ

ピンボケの非常に見づらい写真で申し訳ございません…。中央に細長い三尺バーベナが写っています。花が咲いていますが,剪定すれば脇芽が出ると聞いて,このあとドキドキしながらザックリ切りました。切り落とした部分を水に差しておいたら発根もしました。強いですね。

▼ハタケニラ(写真3枚)

ハナニラが終わったらハタケニラが生えてきました。花壇の初期から生えていて抜かなかった葉っぱは,これだったかもしれません。花壇以外にも,公園ぐるりと,このハタケニラがたくさん咲いています。

▼名称不明

分かり次第追記します。見たことある気が。マメ科っぽい雰囲気??

▼アグロスマンテ

4月下旬から咲き始めたアグロスマンテ(ムギナデシコ)。元気にたくさん咲いています。茎が細くてひも飾りみたいです。

▼セイヨウオダマキ

セイヨウオダマキも種ができ始めました。ミヤマオダマキ同様にピエロの帽子です。

▼オンファロデス・リニフォリア

白い小花のオンファロデス・リニフォリア(ムラサキ科)もほぼほぼ花が終わり,種がつき始めました。おへそ形の種です。

▼パンジー/ビオラ

12月から咲き続けているパンジーやビオラ。ありがたいことにまだ咲いていますが,5月からは花がら摘みを控えて,種を作ってもらっています。ただ種が見つけにくくて,弾けたあとはあるのですが,まだ収穫はできていません…。

咲いているパンジーやビオラたちも,虫に食べられた様子が目立ってきました。虫が元気な季節になりました。5月から虫との戦いが始まりました。

他の種類の種の姿もご紹介したいのですが,長くなってきましたので,種は種で,また改めて記事にします。そして種取り要員も募集中です。お気軽にご連絡ください。

過去の花壇の様子:

ご支援のお願い

公園花壇で引きもこり防止

時々花壇に水やりをしてくれている児童。

先日,花の剪定を一緒に行いました。

以前はやや無口な雰囲気でしたが,長らく学校を休んでいて,久しぶりに家族以外の人と話すのが楽しいのか,饒舌に,快活に,たくさん話をしてくれました。

家にこもりっきりでなく,こうして時々花壇を理由に外に出てくれると,嬉しいです。

大人も,在宅ワークや自粛生活でこもりがちな方は,この公園花壇を外出の動機付けにうまく利用していただければと思います。

花壇に来るだけであれば,COVID-19の感染リスクもほとんどないように思っています。

花壇にお越しいただけるだけで嬉しいです。

加えて,もし,撮影,水やり,種取り,剪定,害虫駆除,ゴミ拾いなどにご協力いただけますと,それはそれは,嬉しすぎます。

みんなの花壇です。お気軽にご連絡ください。
花壇プロジェクトの公式ページもよろしければご覧ください。

いきちか花壇プロジェクト
https://www.ikichika.club/flowerbed.html

ご支援のお願い

『地球がうみだす土のはなし』(おすすめ本)

花壇に欠かせないもの,「土」。

田舎育ちの私にとって,土は地面に過ぎず,空気と同じようにありふれて意識しない存在でした。
ドラえもんの「石ころぼうし」と同じです(←このたとえ,分かります?)。

しかし,「土いじり」をするにつれて,土の中の有機性を改めて感じつつあります。土,すごいです。土は植物も動物も育てる力があります。

また,一言で「土」と言っても,その種類やコンディションは無限のバリエーションがあり,土のふところの広さと奥深さも改めて感じたりしています。

「土についてもう少し知りたいな。」

そう思っても,土に関する本の少ないこと・・・。

皆さまも図書館で探してみてください。
石や鉱物の本はあります。植物の本ももちろんたくさんあります。根っこやどんぐり単体の本もあります。なのに,土の本は,なぜか,あまりないのです。

その中で見つけたのが,こちらの本。絵本です。
『地球がうみだす土のはなし』

分かりやすくてお勧めです。

  • 地球にできた最初の地面は,溶岩。
  • 昔は地球に土はなかった。
  • 土は,自然のさまざまなコラボで,じわりじわりと作られたもの。

お恥ずかしながらこの事実すら全然意識できておらず,この本を読んで,「ああそっか」「確かにそうだ」,となりました。

ありふれたものに思っていた土ですが,土は,自然(とひとくくりにするのもよくないほど複雑なものが)生み出したもの,生み出し続けているもの,なのですよね。

物質やエネルギーの循環も思うと本当にすごいのですが,私の語彙力で端的に説明できないので,ここは流します。

福音館書店のサイト内で,この本に関するエッセイがありましたので,こちらもご紹介します。

特別エッセイ|大西健夫さん『地球がうみだす土のはなし』

この本を読んだ直後,偶然,「激変する西之島〜太古の地球に出会う旅〜」というNHKの番組を見ました。これも素敵な番組でした。

ETV特集 「激変する西之島~太古の地球に出会う旅~」

世界が注目、絶海の孤島、西之島。東京都心から1千キロ。父島からも100キロ以上離れており、たどり着くことさえ難しい。そんな中NHKは研究者とともにこの島の変化を長きにわたって記録してきた。西之島の学術的価値は2つ。40億年前の地球で大陸がどのようにできたのか、その根拠となる岩石を噴き出すという地質学的側面。さらに岩石しかない不毛の大地に生物がどうやって生態系を作るのかという天然の実験場である点だ。

2021年5月1日放送 (C)NHK

今,噴火で新しく地面が誕生したばかりの西之島。地面はもちろん溶岩。しかし,少しずつ,土ができはじめているという。しかも,植物がなくても土ができているという。今まさに,土がなかったところで土が生まれている訳です。

地球って有機物だらけで,すごい。

その有機物のベースである土も,すごい。

そんな土のお話と,土の本のご紹介でした。