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土の里親とは? ―家庭のコンポストで、公園の土を育てる人

コンポストプロジェクト

公園の花壇に花が咲くのを見て、「誰が土を作っているんだろう」と考えたことはありますか?

東矢口三丁目公園で花壇活動をしているいきちかクラブでは、2021年から「花の里親」という仕組みをはじめました。公園のための花をタネから自宅で育て、育ったら公園に植えに来てくれる人たちのことです。家族みんなでできる、気軽な地域ボランティアとして、少しずつ仲間が増えています。

そしてこの夏、もうひとつの「里親」が動き始めます。

土の里親です。


土の里親とは

土の里親を一言でいうと、「地域のための土を家庭で育てる人」です。

家庭用のコンポストで生ごみを分解し、できた良質な土や堆肥を、公園花壇に届けてくれる人のことを「土の里親」と呼んでいます。

花の里親が「花を育てて公園に届ける」のに対して、土の里親は「土を育てて公園に届ける」。仕組みの考え方は同じです。


なぜ土の里親が必要なのか

公園の花壇を長く使い続けるには、土の質が大切です。植物を育て続けると土が疲れてくるため、定期的に堆肥を混ぜ込む必要があります。

いきちかクラブは、東矢口三丁目公園と新蒲田二丁目児童公園の花壇でボランティア活動をしていますが、良質な堆肥を継続的に確保することが課題のひとつでした。資材の調達から保管、公園への運搬まで、現状は一部のメンバーに負担が集中しており、長く続けていくには無理があります。

地域の家庭から生まれた堆肥が、そのまま地域の公園に届く仕組みができれば、その問題が少しずつ解消されていきます。そして何より、「土を育てる」という実践が地域に広がることが、この仕組みの大きな目的のひとつです。

そう考えて生まれたのが、土の里親という仕組みです。


コンポスト実践者にとっての「行き先」

コンポストをやっている方なら、こんな悩みを感じたことがあるかもしれません。

「できた土、どうしよう」

家庭菜園や鉢植えで使いきれる量ならいいのですが、コンポストを続けていると堆肥が余ってくることもあります。

キエーロ式の場合、基本的には土は増えません。ただ、生ごみを分解し続けた土には栄養が蓄積されています。
使えるなら使ったほうがいいし、使わずに生ごみを入れ続けると塩分などが濃くなりすぎて、やがて扱いにくい土質になっていきます。目安として、生ごみを入れはじめて1年以内の土を使うのがおすすめです。

土の里親は、その「行き先」を提供します。

ただ、行き先があるというよりも、自分のコンポスト実践が地域の役に立ったという実感が持てることが、この仕組みの一番の価値だと、私たちは思っています。


土の里親になるには

土の里親になるには、いきちかクラブのPDFテキスト『コンポストでの土育てのコツ』(2,500円)の購入、または対面講座の受講が必要です。

これは収益のためというより、公園で使う土の品質を揃えるためです。
コンポストの方法によって土の状態はさまざま。
テキストには、公園に提供できる品質の土を作るためのポイントをまとめています。

テキストを読んで、コツをつかんで、土を育てる。それが土の里親の始まりです。

コンポストでの土育てのコツ ――「いい土」の基礎と見方を学ぼう(大田区後援)
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土の里親登録者には、道具をお渡しします

土の里親として登録いただいた方には、オリジナルコンポスト基材・土嚢袋・オリジナルトートバッグを無料でお渡しします。
東急株式会社の「みど*リンク」アクションの支援を受けて制作したグッズで、準備数には限りがありますので、ご了承ください。

※写真は予定イメージで、実物と異なる場合があります

オリジナル基材は、横浜市の竹をベースに使用しています。
基材に竹を選んだのには理由があります。土の里親さんには、育てた土を公園まで持ってきてもらいます。運ぶものは、軽い方がいい。竹パウダーは黒土より分解はゆっくりですが、軽くて扱いやすく、そして成長が早い竹は、環境負荷も小さい素材です。

トートバッグには「土と花をまちで育てる いきちかクラブ」の文字。土を運ぶための実用品であり、土の里親の仲間であることのしるしでもあります。


土の里親の流れ

  1. 家庭でコンポストを使って生ごみを分解し、土を育てる
  2. 良質な土ができたら、土嚢袋に入れて東矢口三丁目公園へ
  3. 花壇の土として使われ、地域の花が育つ

遠方にお住まいの方も歓迎です。年に一度でも、ひとにぎりでも、持ってきてくれることが力になります。


公園の花壇を、地域の循環で育てたい

いきちかクラブがこの活動を通じてやりたいのは、大規模なプロジェクトではありません。

家庭のキッチンで出た生ごみが、コンポストを経て土になり、公園の花壇に届いて、花を咲かせる。そういう小さな循環を、地域のなかにそっと作ることです。

土の里親は、その循環の中心にいる人たちです。

興味がある方は、まず7月・9月に開催するイベントに来てみてください。公園で実際の花壇を見ながら、気軽に話しましょう。

イベント詳細 →土の里親 参加者募集 ―― 7月20日・9月12日、東矢口三丁目公園で

土の里親 参加者募集 ―― 7月20日・9月12日、東矢口三丁目公園で(PDFリンクあり)
いきちかクラブでは、「土の里親」の参加者を募集しています。土の里親とは、地域のための土を家庭で育て、公園花壇に届けてくれる人のこと。今回はその仕組みをはじめるにあたり、参加者向けの説明会を公園で開催します。土の里親について詳しく知りたい方は…


いきちかクラブの[くらし×微生物]いきちかコンポストプロジェクトは、大田区の後援を受けて活動しています。

今年度のグッズ制作は東急株式会社の「みど*リンク」アクションの支援によるものです。


[くらし×微生物]いきちかコンポストプロジェクト

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